新二千円札のデザイン

点字マーク、2ヵ所に

平成12年7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)開催に
合わせて発行しました。
表面は、右側に沖縄の代表的建造物である「守礼門」を
配置し、左に「弐千円」の文字を入れた。

裏面は、左側に国宝「源氏物語絵巻」(五島美術館所蔵)
の第三十八帖(じょう)「鈴虫」から主人公の光源氏、息子
の冷泉院が向き合っている場面と詞(ことば)書きの一部
を重ね合わせた絵。右側には国宝「紫式部日記絵巻」(同)
にある源氏物語の作者、紫式部の肖像を採用した。女性
の肖像が紙幣に登場するのは一八八三年の政府紙幣拾
(十)円券以来百十七年ぶり。透かしは「守礼門」を別の角
度から見た図柄とした。 

色調は、緑色基調となった。視覚障害者に配慮し、従来は
一カ所にしかなかった識別マークを左右二カ所に設ける。
印は点字の「に」を図案化し、マークを縦に三つ並べた形
となる。サイズは縦七十六ミリ、横百五十四ミリで、縦は現
行の他の札と同じで横は五千円札より一ミリ短い。
新二千円札のデザイン。
紙幣の表(上)には「守礼門」、裏「下」は
「源氏物語」の一場面が描かれている。




新五百円硬貨のデザイン




 大蔵省は平成12年8月、変造・偽造対策で新五百円硬貨を発行しました。
偽造防止の決め手として導入を決めた「潜像」は、裏面の「500」の刻印の
「00」の部分に施す。大蔵省では、来年八月に二億枚の新五百円硬貨を
発行、年度内に八億枚を生産する計画だ。

 「潜像」は見る角度に応じて模様が変化する技術。新五百円硬貨では、
下の方から見ると「00」の中に「500円」の文字が浮かび上がり=イラスト、
上から眺めると縦の線に変化する。正面からは細かい横線しか見えない。
さらに表の「日本国」と「五百円」の文字周辺に細かい線を彫り込み、キリ
の葉の模様にも微小な点を打ち込む。

 現硬貨は銅、ニッケルが三対一で構成される白銅製で、韓国五百ウォン
硬貨と同じだったため変造硬貨づくりの温床となっている。新硬貨はこれ
に亜鉛を加えたニッケル黄銅製にすることが決まっていたが、配分は銅、
ニッケル、亜鉛がそれぞれ七対一対二。これにより、自販機は電気抵抗
(導電率)の違いで変造硬貨を識別できるようになる。重さは現硬貨より
〇・二グラム軽い七・〇グラムになる。
▼新五百円玉は材質を変更しギザギザを入れる。これで機械が韓国硬貨と識別できるのだそうだ。
その苦労も大変だが、自販機の改造には一台約二万円かかるという。「そんな無駄を」という気もする
が、偽金が一国の経済を左右することもあるから仕方ないのだろう。

 ▼江戸時代のころ、大阪の船場あたりのご大家、両替商などでは子供に小さいときから小判を持た
せ遊ばせていたという。ぜいたくを教えていたのではない。おもちゃ代わりにしているうちに手ざわり
で本物の小判をおぼえ、偽金をつかまされることのないようにしたのだ。

 ▼貨幣を造る大蔵省の造幣局や、紙幣の印刷局には今も“不良製品”を見つけだす名人が何人もい
るそうだ。素人目にはとてもわからない小さなキズやシミをたちどころに見つけてしまう。機械ではま
ねしようのない、神業に近い「目」だという。

 ▼これほど貨幣や紙幣の精度にこだわるのは、偽物を見つけやすいようにするためだ。銀行にも偽札
を発見する名人がいるというし、かつて、たばこ屋さんがお札の手ざわりで変造に気づいたということ
もあった。いわば人間の目や手が貨幣制度を支えてきたのだ。

 ▼自販機や現金の自動預払機の全盛時代となって、お金が人の手から手へ渡ることが少なくなった。
自販機が人の悪知恵にだまされるのはコインの改鋳で防げるかもしれない。しかし、人間の目や手が
本物と偽物とを区別できなくなることの方がこわい。


参考(産経Web・中日新聞)

紀平正幸 TOP 子どもとお金の教室 TOP



Copyright(c) 2000 Tokyo FP Consulting., all rights reserved.
Send questions or comments about this web site to tfpc@kihira.com
This web site is designed by Aqua Studio.